「バリュープロポジション・マーケティング ハンドブック(仮題)」を読んで

昨日に引き続き、書評です。

ITMediaオルタナティブ・ブログで「MM21」というブログを書かれている日本IBMのマーケティングマネージャー永井孝尚さんの「バリュープロポジション・マーケティング ハンドブック (仮題)」のドラフト本をいただける機会を得たので、拝読させていただきました。

バリュープロポジションという考え方はとても重要で、Web関連の場合、ECなどはここをしっかりできていないと価格競争に巻き込まれ、体力勝負になってしまいます。

しかし、そのポジショニングを考えるとき、顧客視点で思考しないといけないわけですが、熟考を重ねるにつれて視野が狭くなり、いつの間にか自分(自社)視点での思考になってしまうことが多くなります。

永井さんの「バリュープロポジション・マーケティング ハンドブック (仮題)」を読んだとき、この本は視点を自分(自社)から顧客へと戻すために使える本だなと思いました。

一般的なマーケティング書とは異なり、適切な事例をベースにし、平坦な言葉で説明されており、おまけに章ごとの文章量が少ないのです。そのため、常に手元におき、何となく迷ってきたときに斜め読みをすることで気づかせてくれることが多そうです。「顧客」から「自分」に流れてしまった視点を方向修正するためなどに。

僕は迷いが生じると、「コトラーのマーケティング・コンセプト」を斜め読みし、ヒントを得たり、見失った視点を思い返そうとしています。この「バリュープロポジション・マーケティング ハンドブック (仮題)」も同じ役割を担ってくれそうです。

ちなみにまだ出版は決まっていないそうです。早く発刊されるといいなぁ。

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2 件のコメント :

永井孝尚 さんのコメント...
takataakira さんのコメント...

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