「TSU・SHI・MI」に行ってきました

今日は自分が一番好きなシェフの店に行ってきました。

それは「TSU・SHI・MI」といいます。今年の8月までミラヴィルというミシュランで星を取ったこともあるフレンチレストランのオーナーシェフだった都志見セイジ氏の新たな店です。人気店だったミラヴィルを閉店し、新たにスタートした店です。

そんな「TSU・SHI・MI」で今回はランチをいただいてきました。

その感想としては、今までの持ち味を踏襲しつつ、新たな領域に進みつつあるというもの。都志見シェフは今までも野菜と魚が得意でしたが、新たなスタイルはその得意領域をベースにフレンチの枠を飛び出そうとする心意気が感じられました。たとえば、メインのひとつとして出された「牡蠣と太刀魚のリゾット」。リゾットではあるけど、太刀魚と共にライスを口に入れた途端、和の味が変化してしまうという不思議なものでした。これに触れるだけで、普通のフレンチではない場所に行こうとしているのが手に取るようにわかります。今後の進化が楽しみです。

ただ、それ以上に印象的だったのは、都志見シェフが以前より、余裕を持って、楽しそうに料理していることでした。前は常に忙しそうでしたが、今回は軽やかに料理しているように見受けられました。さらに自分で客にサーブし、料理を説明し、会話も楽しむというミラヴィル時代にはあまり見られなかったものです。というか、この形を実現したくて、わざわざミラヴィルから「TSU・SHI・MI」へと形を変えたというのもあるんでしょうね。

今回、都志見シェフの新たなステージに触れ、今後がさらに楽しみになりました。メニューはその日に仕入れた食材によって変わるので、出向く頻度をもっと高め、進む道を見つめたいなと思いました。


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