ポータルサイトの「セレンディビティーな進化」

今週の頭に書いたこちらの記事。その引用元となった「セレンディビティーの神話」に書かれていた言葉がずっと気になっています。

「われわれのウェブコンテンツとの関わりの大部分が、
 検索から発見へとシフトしてきている」


欲しい情報に対して、検索という能動的なアクションではなく、発見させてくれるという受動的な形への変わりつつあるということです。

この状況が現実になったとき、今や前時代のものと位置づけられそうになっているポータルサイトはどうなってしまうのでしょうか?

ポータルサイトは「検索」と、マスコミュニケーション的な「トップダウンな情報発信」で構成されています。そこにはセレンディビティーな「発見」を与えてくれる要素はありません。そこに「発見」を促す仕掛けを至る所に張り巡らし、常に「発見」を与えてくれるような形を組み込めれば、ベストな進化を遂げられると、個人的には思っています。

とはいえ、この形にへシフトしていくには、技術的にもサイト構成的にも、そして関わる人のマインドに関しても大きな改革が必要でしょう。

できるか否か。どういう形で「発見」を組み込むか。これらを解決できたとき、旧来ポータルサイトという枠組みを抜け出し、新たなポジションを獲得できるのではないかと思います。

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