著者は「ポジショニング」というコンセプトで知られるジャック・トラウト。その彼が「ポジショニング」を伝える際に付け加えていた「リ・ポジショニング」という考えに焦点をあてたのが、この「リ・ポジショニング戦略」
「リ・ポジションニング」の考え方は「競合の強みの合間にある弱みを見つけ、そこをつく」と僕は理解しました。確かにフォロワーがリーディングカンパニーを追い上げる際、武器になるのはちょっとした弱みであることが多いです。
その弱みの改善は大多数のユーザーに求められている場合がほとんどです。この点を本では「誰もが共感できる攻撃をする」という言葉で表現されています。
この時点で、僕は頷きっぱなしになってしまいました。
そしてもっとも印象に残ったのは「答えは大体当たり前のこと。タイミングよく、そこを実現する」という言葉でした。それはわかりきっていることです。でも、できない場合がほとんど。なぜなら、変化を決断する勇気を持てないから。そしてタイミングを見極める観察力が欠落しているから。この言葉を読んだとき、そんなことが頭の中に浮かびました。
こうやって考えると「リ・ポジショニング」は困難を極めることだと思います。しかし、「リポジションニングは消費者の心を変えるのではなく、認識を少しずつ調整していくもの」とジャック・トラウトが述べているように、変えようとするのではなく、自らの強みを今の消費者にマッチしたところにリ・ポジションしていくことができたら、意外とスムーズにできてしまうのではないのでしょうか? もちろん、根気は必要ですが。
というふうに、「リ・ポジショニング戦略」
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