軸を定めるときに心がけること

戦略とは軸を定めることだと思っています。この確固たる軸があるからこそ、効果的な戦術を立てることができ、効率的に実行していけます。至極当たり前の事です。

しかし、この軸を定めるのは、本当に難しいと常々感じています。固められたと思っても、戦術立案の段階に入ったとき、ブレが生じることがあります。この場合、大体、実は軸が定まりきっていなかったというオチがつくことが多いのです。

そんな事態になってしまうときの傾向は、軸を定める作業をしていたのに、いつの間にか戦術として定義される事柄が混ざってしまっていたという感じが多く見受けられます。

原因はなんでしょう?

もっとも多いのは、軸を定める際、知らず知らずのうちにミクロな視点で物事を考えていたからというのが挙げられます。人は思考を深めていくほど、細部へ考えが及んでしまいます。すると、どうしても視点がミクロになっていきがちです。ある時点で気付き、顔を上げるように視点をマクロに修正できればいいのですが、なかなか難しいですよね。

なので、僕は、ある時点で考えを思いっきりシンプルなワードにしてみるということを常に心がけています。

それまで考えたことを広告のキャッチコピーのレベルまでシンプルにしてみるという感じです。そうすることで、自然とミクロな視点で積み上げたものがリセットされ、軸の輪郭をはっきり認識できるようになります。

この方法により、何度も袋小路に迷い込みそうな事態を回避してきました。

とはいえ、それでもダメな場合があります。難易度が高いからではありません。ただ、このプロセスが自分の頭の中から抜けてしまうことが…。いやはや、まだまだ未熟者ですね、僕。

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