ソーシャルに関して時々思うこと

最近、時々、考える。「ソーシャルテクノロジー、ソーシャルメディアって、ここまで騒ぐものなのか?」と。

確かに個人間の繋がりをテクノロジーによって実現できたのはすごいことである。国境を越えて繋がったり、時を越えて再び繋がったりすることが可能になった。しかし、繋がること自体が「新しいものだ」、「新しい世界だ」と手放しで賞賛されているように思える。そしてこのことに違和感を覚えてしまう。

個人間の密接な繋がりなんて、昔は普通にあったものだ。今はすっかり薄れてしまったけど。

また、ソーシャルコマースも注目を集めているが、このようなBtoCでのリレーションシップも客商売の基本として存在していた。とくに日本の客商売のきめ細やかさは素晴らしいものだった。もちろん、今でも素晴らしいものである。

だから、最近、ザッポスのカスタマーサポートの話が美談のように語られているが、これはむしろ日本から世界に輸出していないといけないものだと思う。

つまり言いたいのは、人としっかり繋がり、きめ細かく対応していたことをもう一度、思い出そうということである。日本人の強みであり、世界に誇れる強みなのだから。ソーシャルってすごい、新しいなんていう前に。

スポンサーリンク

0 件のコメント :

スポンサーリンク