映画「ソーシャルネットワーク」は残念だった…

Web業界で大注目の映画、「ソーシャルネットワーク」をやっと見た。ゴールデングローブ賞を受賞し、アカデミー賞の最有力候補といわれているだけに、かなり期待していた。



しかし、ガッカリした。正直言って僕が嫌いなタイプの映画だった。

映画の内容は、訴訟に焦点を当てており、その訴訟を絡めてFacebookの立ち上がりから大きくなっていく過程を振り返っているというもの。そのため、裏切りや嫉妬といった下世話なものが話しの中心となっていた。手厳しくいってしまうと夕刊紙的な感じ。こんな内容で賞レースの主役にいるのが疑問だ。もしかするとフェイスブックについての映画だからという理由だけで賞を獲れているのでは?と思ってしまった。

僕としては今読んでいる「フェイスブック 若き天才の野望 」という本のように、Facebookという会社がどんな考えの下で、どんなことをして、どんな危機を乗り越えて、大きくなってきたかを描いて欲しかった。訴訟は様々な出来事の小さな欠片だし。

僕としてはそんな映画を見たかった。Facebookが大きくなっていく過程には、今までのネットの常識との戦いがあっただけに、そこを映像で表現してくれたら、かなりゾクゾクできたはずだ。

それだけに「ソーシャルネットワーク」は残念な映画だと思った。

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