「フェイスブック 若き天才の野望」を読みました。

マーク・ザッカーバーグ氏から信頼を置かれているライター、デビッド・カークパトリックが書いたフェイスブック 若き天才の野望を読み終わった。

これは、Facebookの社員や関係者、投資家など、様々な人物にインタビューすることで得た事実を元に構成した創業から現在までのノンフィクションと、Facebookがネットの世界にどんな影響を与えたのかを分析した書籍である。

そのため、手放しでFacebookを賛美しているように感じられる部分もあるのは否めない。

しかし、それ以上に様々な出来事の背景や、多くの決断の舞台裏などをリアリティを持って伝えてくれている。(資金調達の話しなどはこれだけ急激な成長を遂げた企業だけあり、かなりスリリングな内容になっている)

とくに新機能を投入するたびに巻き起こるユーザーからのクレームとその対応に関しては、6億人もの人が利用するサービスの影響力のすごさを大いに感じられ、同じWebサービスに携わっている人間としては背筋が震え上がった(こんなに根性なしなので、マーク・ザッカーバーグのようにはなれないなw)。

また、様々な人の証言を紡ぎ合わせて、マーク・ザッカーバーグがFacebookに対して描いているビジョン、ソーシャルネットワークに対する考えが浮き彫りになっている。彼はインタビューをあまり受けないそうなので、考えが記された書籍は貴重かも。

Facebookはまだまだ現在進行形のもの。それだけに今後、どんな方向に進んでいくのかを伺い知れるこのフェイスブック 若き天才の野望は読んでおくべき本かなと思う。Web業界で仕事をしているのなら当然だし、そうじゃなくてもネットとの関わり方を大きく変えてしまうFacebookの現時点を知っておくことは、決して無駄ではないはずだから。

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