その編集者時代にもっとも苦労したのはスタッフのハンドリングだなー。
雑誌制作に関わるライター、デザイナー、カメラマンというのは、とにかくクセのある人が多い(特に今から15年くらい前まで)。自分の趣向と合わないと思ったら途中でも降りてしまう人、締切の期日を律儀に破る人、音信不通になる人などなど。仕事で関わったら泣きたくなるでしょ? 怒りたくなるでしょ?
それだけに対応を間違えると大変なことになってしまう。何度もページに穴を空けてしまうのではとドキドキしたことがある。今、思い出しても胃が痛くなる…。
その対処方法として先輩に教えたもらったのが「なだめ、すかし、ときには脅す」というコントロール方法。やさしくやさしく相手して機嫌よく仕事をしてもらうのを大前提にしながら、スケジュールが危険水域にきたときは容赦なく脅すという感じ。それこそ「来月から違う方にお願いしますよ」というクビまでちらつかせて脅していた。普通に考えたらひどいけど、ここまでやらないと仕事を始めてくれない人が多かったんだよね…。
さすがに今はこの手法は使わない。というか、最近はみんなキッチリしているので、不可抗力による事態が発生しない限り、スケジュールが遅れちゃうという人はいなくなった。とてもいいことなんだけど、ちょっと物足りないなと思うときもあるんだよね…。でも、目の前にそういう人が現れたら、やっぱりイヤなんだろうなー(笑)。
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