マスメディアとソーシャルメディアの情報発信特性の違い

あの震災から今日で二週間。東京の方は少しずつではあるが、震災前に近づきずつある。被災地も少しでも早く震災前に近づいて欲しい。

震災絡み話を小出しにするのは躊躇われたが、やはりアウトプットしておきたいので、書いてみたいと思う。

内容としては震災における情報の発信に関して、マスメディアとソーシャルメディアの違いを振り返ってみるということ。というか、これは震災直後にツイートした内容を改めて書くだけなのだが…。

僕が思うに、やはり情報を発信する際の冷静度はマスメディアの方が上だった。情報の真偽はもちろん、与える影響度などをしっかりと考慮して発信していたと思う。あとは圧倒的な拡散性かな。

ただ、伝える情報の専門的知識はやはり乏しいため、どうしても中途半端な情報発信になってしまったり、ソース元が情報統制してしまうと真相を追いかけきれないという取材能力の欠如や「しがらみ」があった。

一方、ソーシャルメディアで発信されているものの中には吟味せず慌てて反射神経的に発信してしまっているものが多く見受けられた。特にSOS系のツイートを慌ててリツイートし、それが拡散してしまい、収拾が付かなくなっているケースがいくつもあった(そういうものに限って訂正ツイートが上手く拡散しなかったりとかね)。

しかし、地元の小さな情報や、安否確認など、個人にとって必要な情報はソーシャルメディアが大変役立っていた。これは素晴らしいことだ。(今更、僕がいう話ではないが)

こういうふうに振り返ると、どっちが優れているかというオチに話しが向かっていきがちだが、僕はマスとソーシャルは、優劣ではなく並列だなと改めて感じた。やはりお互いが補完し合うメディアなのだということを再認識した。

どっちが優れているかという話ではなく、ただそう感じた。

まぁ、ただ、マスメディアが今のような取材方法を続けていると、Ustreamやニコ生など違う方法で情報を取得するようになってしまうよ。そこはしっかり考えて欲しいなと思った。

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