一昔前なら、ポータルサイトのトップページはユーザーがインターネットを始める際のスタートページとして確固たる地位を築いていたが、今はまずソーシャルメディアか、Googleのような検索に特化したところかになってしまう。まぁ、ポータルサイトの中でもYahoo!はまだ、ヤフトピにバリューがあるから、スタートに設定してくれているが。
つまり、インターネットの基点ではなくなってしまったため、もともとターゲット・セグメントの概念が薄いポータルサイトで、メディアとしてのカラーが求められるタイアップ広告を構築しづらくなっているのだ。
スタートページとして権威みたいなものを持っていた頃なら、マスメディア同様、とりあえず派手なことを企画して投下すれば、それなりの効果を期待できたのだが…。
そんな状況下、ポータルサイトでタイアップ広告をどうやってプランニングしていけばいいのか?
考えられるのは、持っている自社サービスとのタイアップを実施し、他のサービスから誘導を図るという形。これならある程度ターゲットをセグメントしたうえで実施できる。現状、ポータルサイトという枠組みで現実的なのはこの形だろう。あとはトップページのジャックとか…。
どうしてもマス感覚になっちゃうな…。
いずれにしても、ブランディングはある程度可能だが、Web広告の現状としてはパフォーマンスが求められるようになっているため、施策としては弱いよね…。
そういう意味では異なるターゲット層に「気づき」を与えるためと考え、直接的な効果をあまり追求しない、フラットな(当たり障りの無いともいう)企画内容で展開するのが、求められる効果としてはかなり低そうだけど、結果としてもっとも高効率なのかもしれない…。
ていうか、そう考えるとポータルサイトでタイアップ広告を実施するというのは、もう時代遅れなのかもしれないね。過激な意見だが、そのくらいの問題意識を持って、新たな価値を作り出さないといけない状況なのは間違いないといえるだろう。
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