結局、 SNSってマーケティングにどんな貢献をしているの?

今日は2011年の仕事納めだった。仕事内容がECから広告タイアップのプロデュースとなり、やることがガラリと変わった。それはそれで結構、戸惑いみたいなものが多かったが、それ以上にwebを取り巻く環境が大いに変化したことの方が僕にとってはインパクトが強く、どこかついて行き切れていない部分もあったように思える。それだけ変化が早く激しかった。

中でも大きな変化はSNSが一気にwebの中心に定着したことだろう。東日本大震災によって連絡手段や貴重な情報源として広く認知されたことにより、Twitterのアカウントを持つ人の層は思い切り広がった。Facebookは社会人を中心に一気に広まり、名刺がわりに活用されるようになった。そしてmixiは若い女性に変わらず支持されているようだ。

そしてそんなSNSを企業のマーケティング活動に積極的に利用する動きも出てきた。FacebookページやTwitterアカウントの運営などなど。何万人ものファンやフォロワーを獲得している企業もあるようだけど、結局、どんな貢献をしているのかがよくわからない。

どうなんだろう? ファンやフォロワーって、企業にメリットを与えているのだろうか? 与えているとしたら、どんな効果指標に基づいた数値をコン協にしているのかな?と思ってしまう。

なぜそんなことを思うのかというと、僕も12月にTwitterを使った投稿&投票プレゼントキャンペーンを実施したけど、懸賞が好きな方の反応は良かったが、果たしてこの施策がクライアント企業に何をもたらしたのかが今一見えてきていないのだ。もちろん、ブランドや商品の認知拡大には貢献しているけど、「この効果が成果だよね」と言い切れるものがないような気がする。当選された方からのお礼の返信などを見ていると、喜んでいただけたのはいいことだけど、その際のコミュニケーションを僕がやっていたこともあり、いただいた声をクライアントの今後の活動に繋げるためにはクライアント自身がそのユーザーとコミュニケーションを取れる形まで提供しないと意味がないのかなと思った。というか、こういう形のキャンペーンは企業自身が運営すべき施策だったような気がする(これをいったら自分の仕事がなくなってしまうからよろしくないんだけどね)。

それだけに来年はこのSNSを絡めた施策でいかにクライアントにメリットを提供できるかを考える必要があるなと思った。かなり難しい課題なのは重々承知なのだが…。


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