Pinterestの活用法は、やはりビジネス活用?


今さらだが、Pinterest(ピンタレスト)の活用法について書いてみようかなと。

Pinterestは昨年末くらいから日本でも注目を集め始め、つい最近ではFacebook並のトライフィックをもたらすようになってきた、画像貼付けNSだ。アメリカでは女性から人気に火がついたとのこと。確かに画像が見やすいし、ユーザビリティが直感的だし、Chrome機能拡張を使えば画像のクリップも簡単なので、どんどんストックしていきたくなるし、他人のページを見ていても楽しい。

しかし、それだけなんだよね。僕も当初は画像をどんどんクリップしていったけど、だんだん飽きてきた。他人のページを見て楽しかったけど、しばらくしたら見る気が無くなってきた。

なんでだろう?と考えてみた。そして、クリップしたものを見ているだけだと、閲覧して感覚的に楽しめているうちはいいのだが、それをセレクトした背景や文脈がわからないと、結局ただ眺めているだけになってしまい、味気なさを覚えてしまうからじゃないかなという結論にたどり着いた。

自分の趣向にぴったりマッチしたセレクトの画像が並んだボードだったら閲覧だけで深く楽しめるのだが、そんなことは滅多にない。ていうか、そんなセレクトは自分自身しかできないよ。

なので、僕はPinterestでは共感の共有は不可能じゃないかなと思っている。いや、FacebookやTwitter、mixiなどといった言葉で考え方を発信できるSNSでその人の思考・趣向を把握していたら、Pinterestで画像を見た時に共感を覚えることができるだろう。

つまり、Pinterestって単体では不十分で、その他のSNSによる強力な補完が必要なのだ。

だとしたら、Facebookとかで共有したほうがよっぽど効率的だよなぁ。見る方はその画像をセレクトした理由を把握しやすいし、セレクトしてクリップする側の画像を一箇所にまとめられるし。でも、Facebookにすべての情報をまとめるのは嫌だし、PinterestのUIってかなり優れているから活用したいよね。

こう考えるとPinterestって、とても中途半端なサービスに思えるよね。

しかし、それって個人利用のサービスとして考えるからであって、事例として増えてきているブランドや小売のショーケースとしてのツールと考えると利用価値はかなり高い。理由はすでに背景や文脈などを把握しているから画像だけ見てもすぐに共感してもらえるという点と、そのうえで画像を綺麗に見せてくれるUIなので感性に訴えかけやすいので、消費者のマインドに強く響きそうという点。それだけにうまく利用するとポジティブな効果を得られそうだと思う。

なので、Pinterestは今まで現れたSNSプラットフォームの中で、もっとも企業がビジネス利用しやすいものだと、僕は考えている。もちろん、現時点だけの話だけど。


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