通販配送の人材確保問題の行き着く先は?

アマゾンの配送関連について、下記のようなニュースが日経で報じられた。

アマゾン、独自の配送網 個人事業者1万人囲い込み

ネットスーパーの配達などを手がける企業に委託し、個人運送業者を組織化することで、アマゾンの当日配送サービスを充実させていくとのこと。

個人運送業者は大手運送会社の下請けとして繁忙期に業務が集中しがちなのだが、アマゾンの当日配送サービスという仕事により、一年を通じて仕事がある状態を作れる。さらにそのために安定した仕事量と売上を保証する仕組みも設けるらしい。

これなら、個人運送業者を確保しやすいだろう。いい仕組みだ。

しかし、運送ドライバーの有効求人倍率は2倍と他業種にくらべて倍近く高いので、結局、人手を確保しきれないということが発生しそう。きっと、繁忙期には大手運送会社との人材の取り合いになると思われる。

行き着く先はどこなのか?

将来は人力では運ぶことはなくなるのかもしれないけど、それまではどうする?

賃金アップで人を大量に引っ張ってこれるとは思わないし、現役世代の確保が難しいなら引退した層でまかなうという方法もあるが働き手の体力を考えると疑問符が浮かぶ。つまり、根本的な解決策が見当たらないのだ。

通販ビジネスの根幹だけに、今回の当日配送サービスのための施策の成否はもちろん、今後の配送問題に関する解決策についても気になる。

何はともあれ根深すぎる問題であることは間違いない。

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