ソーシャルコマースが一段落?

日本では最近、盛り上がりの兆しを見せ始めてきた「ソーシャルコマース」だけど、いろんなブログ記事などでみられるようにアメリカでは一段落つきそうな雰囲気になってきているらしい。

Facebook上に出店していたGapやGamespotなどといった、アメリカでも特に有名な企業が次々に店を閉じているそうだ。

「売上が当初の予想を下回った」というのはGamespotの見解。

というか、調査会社は「Facebook上でモノを売るのは、バーで楽しんでいる客に売りつけるものだ」と分析するように、コミュニティの場でいきなりモノを宣伝されてもウザいということだったんだね。また、Gamespotは「Facebookはモノを販売する場ではなく、特売情報を発信する場だった」といった。結局、コミュニティというのは物品ではなく情報が行き交う場だったということが見えてきたのかもしれない。

僕は以前、「ソーシャルコマース」は友達同士のリコメンドによる相乗効果で売上が高まると思っていたけど、実際に販売している企業の情報がウォールを流れているのを見ていて、正直ウザいと思っていた。でも、職業的に「僕が物欲がないだけで、大多数の消費者はこういうのを便利と思っているのかな」と考えていたが、どうやら違ったのかもしれない。

とはいえ、直接的な物販を行う「ソーシャルコマース」は求められていなかったけど、物販に関係する情報を発信する場であり続けることは許されそうな感じもあるので、そこは追求していくべき部分だと思う。まぁ、「直接的な物販」と、「物販に関する情報発信」の違いってかなり曖昧だけど(笑)。要するにどれだけウザがられないように情報発信できていくかがキモってことだね。

と、結局、ソーシャルでのマーケティング活動を行う際の基本ポイントをしっかり考えようという、いつも誰もが話しているオチになりましたとさ。


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