「プラットフォーム」と「ハブ」

「プラットフォーム」と「ハブ」は同じような意味で語られますが、僕はちょっと異なった意味合いに感じています。

プラットフォーム:その場にすべてのプレーヤーが留まり、何かをする場所
ハブ:いろんなものが辿り着き、通過する経由地


つまり、「留まる」か「通過する」かの違いです。

ネットサービスを考えるときは、基本的に多くの人を集められる形を構築していきます。その最も望ましい形が「プラットフォーム」です。自社が作った世界(枠)の中でユーザーやサプライヤーが活動し、場代ともいえる収益を落としてくれるからです。しかし、この「プラットフォーム」の形で成功している企業はとても少ないです。Facebook、Amazon、楽天などが思いつくところです。

一方、「ハブ」はポータルサイトのように、集めたり集まってきたりした情報を訪れたユーザーが選択し、目的地へ飛び立っていく形。こちらはその場で経済活動が発生しづらいので収益が少なくなります。

どう考えても「プラットフォーム」戦略を構築した方が得策ですよね。メリットがありすぎます。しかし、「ハブ」でも構築の仕方によっては、大きなメリットを生み出せるのかなとも思ったりします。とくにこれだけ「プラットフォーム」が持て囃され、乱立に向かっていきそうな現在としては。

ただの天邪鬼なのかもしれませんが…。


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