Webに驚きを与える「セレンディビティー」

以前、下記のタイトルの投稿をしました。
~Webはソーシャル経由パーソナルへ~

このとき書かなかったのですが、引っかかっていることがありました。「パーソナルWebが実現したとき、自分の視野を広げてくれる情報とは出会いづらくなるかもしれないな」と。

その引っ掛かりに対してのアンサーがわかりやすくまとまっていたのが、今日、発見した下記のブログ記事です。

~セレンディピティーの神話~

「セレンディビティー」とは、興味のありそうなものを偶然を装って”発見”させてくれること、というか、そういうコンセプトだそうです。

どうやって”発見”させてくれるのかというと、ブログ記事によると「セレンディピティーの実体は、各人固有の興味、習慣、場所、日時、過去の知識の任意の組み合わせからなる情報に基づく計算」によってということだそうです。

というか、これってパーソラナイズ化と何が違うのでしょうか?

この疑問に対しての回答もブログ記事に書かれていました。「セレンディピティーとパーソナル化は、実はコインの裏と表だ。パーソナル化が親密性のみを認めるのに対して、セレンディピティーはあたかも偶然起きたかのように装う」と。

つまり、ソーシャルグラフなどを使い、求めるものの提示のさじ加減を調整することで”発見”を与えてくれるということでしょうか。恐らく、まだ表面的なことしか理解できていないと思いますが…。

僕は検索して見つけ出すという現在の形からパーソラナイズしてくれる形への進化すると、Web上を探索する面白みを失ってしまうのかなと思っていました。そこに”発見”というサプライズを提供してくれる「セレンディビティー」というコンセプト。ソーシャルグラフをベースにした高い精度でのサプライズだけに、Webを楽しむ喜びを大きなものにしてくれるのではないでしょうか。

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