「HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント)」は新任マネージャーは必ず読んでおくべき一冊

HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント」を少し前に読みました。



これは「HARD THINGS」という本を書いたシリコンバレーの投資家として有名なベン・ホロウィッツが推薦していたことで興味を持ち、あのピーター・ドラッカーやマーク・ザッカーバーグも絶賛しているということで読んでみました。

作者はインテルの元CEOのアンディ・グローブ。インテルの創設に参画した人物です。

この本はアンディ・グローブがCEO在任中の1980年代に書かれたものです。それが2017年にベン・ホロウィッツの序文が掲載された形で出版されました。

アンディ・グローブが現役のCEOだったころに書かれたものだけに、読み始める前は経営層向けかなと思っていました。しかし、それは間違いで、この本はミドルマネージャー向けのものでした。

ミドルマネージャーが果たすべき役割、及ぼさないといけない影響力、姿勢についてわかりやすく記載されています。

そしてその内容は概念的なフワッとしたものではなく、実践的なものとなっています。

そのため、僕にとって参考になる部分や気づきを得られた部分は多々ありました。

とくに「マネージャーの重要な仕事は部下の教育である」とか「部下が仕事をしない理由はやる気がないか能力がないかだけだから、大事な仕事は訓練と動機づけの2つに絞られる」とか「人事評価の目的は部下の能力向上とモチベーションの強化にある」といった点について書かれている部分は大いに腹落ちしました。
これらがミドルマネージャーとして重要なポイントであることを知っているだけでも、管理職として大きな成果を生み出せると思います。

もちろん、他にもミドルマネージャーにとって参考になる内容がふんだんに詰まっています。

それだけにこれから管理職になる人も、すでに管理職になっている人も、ぜひ一度読んでみて欲しいなと思います。
とくにはじめてミドルマネージャーになるときに最適な本だと思います。ミドルマネージャーになるにあたっての事前訓練はほとんど行われません。大体、ぶっつけ本番で失敗を重ねてノウハウをつけていくという感じです。でも、組織を預かるのにそんなOJTでは危険ですよね。その危険を回避するためにもぜひ読んでおくといいと思います。

僕自身ははじめてミドルマネージャーになる前にこの本に出会えていたら、回避できた失敗が多かったなと思いました。

それだけに「HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント」は強くおすすめしたい一冊です。


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