ZOZOSUITには世界で勝って欲しい


本日、ZOZOSUITが発表され、同時に無料配布が開始されました。

このボディスーツを着用すれば、自分の身体のサイズを瞬時に採寸できるということです。そしてそのサイズを元に服を買うことができるようになるそうです。

自分の体型に関する情報を入力フォームに記載させる形でもこの仕組を実現できたかもしれません。しかしテクノロジーの力で簡単にデータ化してデータベースに格納できるようにしたのは圧巻です。

これなら、計測ミスもないと思われますし、購入前にこのZOZOSUITを着用すれば体型が変わってしまっていても自分にジャストのサイズのものを選ぶことができます。

そして、すでにさまざまなところで言及されていますが、この体型データというものを大量に取得することで、衣類関係だけではなく、ヘルスケアをはじめとする多くのビジネスに活用していけるようになります。

2010年頃、ZOZOは「ファッションデータベース構想」という名の下に、各ブランドのアイテムを自社で採寸することで、ベースとなる基準を定めて、自分のジャストフィットを把握しやすくしてくれました。このときの構想が、テクノロジーの進化に伴い、ZOZOSUITという形になって結実しているのかなと思います。

このZOZOSUITにより、ZOZOはファッション通販に留まらず、ファッション業界全体において、一歩抜きん出た存在になろうとしています。

こういう企業が日本から出てきたことは嬉しいですが、今後、アマゾンがどう出てくるかが気になります。テクノロジーに関してはZOZOとは比べ物にならないくらいアドバンテージがあるだけに、どのような形になるかはわかりませんが、当然、同様のコンセプトのことを仕掛けてくると思います。

となると、アマゾンが巻き返しをしてくるのは時間の問題です。ZOZOSUITはすでに海外から注文もできるらしいので、普及させるための施策を矢継ぎ早に投入していかないとマズイですよね。海外での知名度は圧倒的にアマゾンなので、簡単にシェアを取られてしまうでしょう。そうなったら日本国内では勝てたけど海外では…という形になってしまいますから。

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